ユニークなWindows 10移行、中古PCを使ってコスト抑制 – 日経テクノロジーオンライン

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 中古品の買い取り販売サービスを手掛けるマーケットエンタープライズは、ユニークなやり方でWindows 7から同10への移行を進めている。2017年夏ごろに移行プロジェクトを立ち上げ、2018年1月からWindows 10パソコンへの移行作業を始めた。

 その後少しずつ移行を進め、2018年11月中旬時点では、約400台ある社内のWindowsパソコンの3分の2をWindows 10に移行し終えた。Windows 7のサポート終了前月に当たる2019年12月までには移行を完了する計画だ。

マーケットエンタープライズで情報システムを担当する鹿子聡氏

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 プロジェクトへの着手が早かった割には、移行ペースが遅いと感じる人もいるだろう。それには理由がある。同社で情報システムを担当する鹿子聡氏は「中古品を扱う企業として、自社のパソコンにも中古品を積極的に使おうと考えた。中古パソコンの調達具合に合わせて、ゆっくりと移行を進めている」と明かす。

 中古パソコンは企業向けの「Windows 10 Pro」のライセンス付きでも、3万円台前半で調達できる。コストメリットが大きい。ただし、同社の要件に合う中古パソコンの流通量は限られるため、一気に大量調達するのは難しい。そこでパソコンを調達でき次第、随時移行するという方針を取っている。

マイクロソフト認定の中古ライセンスを活用

 マーケットエンタープライズは2006年7月の設立で、2015年6月に東証マザーズに株式上場した比較的若い企業だ。取り扱う中古品は家電やカメラ、楽器、模型といった消費財から、電動工具や農機、建機などの産業財まで多岐にわたる。もちろんパソコンも取り扱うが、一般消費者向けのパソコンがほとんど。社内利用の要件を満たさないため、自社向けの中古パソコンは意外にも外部から調達しているという。

 同社が求めるWindows 10パソコンの要件は、日本マイクロソフトの中古パソコン流通促進プログラム「MAR(Microsoft Authorized Refurbisher)」のWindows 10 Proライセンスが付いているものだ。かつ、CPUは第3世代Core i5以上、メモリーは8ギガバイト以上、ディスクはSSDとする。

マーケットエンタープライズが調達した中古パソコン。側面に「MAR(Microsoft Authorized Refurbisher)」のステッカーが貼られている

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 MARライセンス付きのパソコンを選ぶのがポイントだ。当初はライセンスなしの中古パソコンを調達し、別途Windows 10 Proライセンスを購入してインストールすることも検討した。だがライセンス料だけで2万円程度かかり、中古パソコンを使うメリットをあまり享受できないことが分かった。一方、MARライセンス付きの中古パソコンの流通量は限られるため、調達ペースは落ちる。それでもマーケットエンタープライズはコストメリットが大きい道を選んだ。



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