高知県の土佐大正駅前にゲストハウス 協力隊OBが元民宿活用 – 高知新聞

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JR土佐大正駅前に大正地域初のゲストハウスを開業した小野雄介さん(四万十町大正の「SAMARU」)

JR土佐大正駅前に大正地域初のゲストハウスを開業した小野雄介さん(四万十町大正の「SAMARU」)

「地域全体のにぎわいに」
 今春、高知県高岡郡四万十町の地域おこし協力隊を卒業した小野雄介さん(38)=大分県出身=がこのほど、担当していた四万十町大正に初のゲストハウスを開業した。隊員が常駐する「大正駅前にぎわい拠点」の2階で、名称は「EKIMAE HOUSE SAMARU」。宿泊客に食事先や観光地を紹介するなど、「地域を丸ごと一つの宿」と捉え、にぎわいを演出している。

客室からは駅舎を一望。観光列車「しまんトロッコ」も見える(四万十町大正の「SAMARU」)

客室からは駅舎を一望。観光列車「しまんトロッコ」も見える(四万十町大正の「SAMARU」)

木の香り漂う室内。機織り機や太鼓などの調度品がレトロ感を演出する(四万十町大正の「SAMARU」)

木の香り漂う室内。機織り機や太鼓などの調度品がレトロ感を演出する(四万十町大正の「SAMARU」)

 JR予土線の土佐大正駅前にある民宿・食堂だった建物を活用。看板やヤイロチョウの鳴き声が流れるからくり時計などの装飾はそのままに、大正産材を使い、木のぬくもりのある内装に仕上げた。

 4部屋に10人まで宿泊可能で、女性専用の部屋やインバウンドに欠かせない無線LAN「Wi-Fi(ワイファイ)」も整備した。観光列車「予土線3兄弟」などを部屋から見られる「トレインビュー」も売りだ。

 小野さんは、読売新聞社で販売畑を12年間歩んだ後、田舎暮らしに憧れ、2015年5月に協力隊に着任。中山間の過疎を目の当たりにし「駅前ににぎわいを取り戻したい」と考えるようになった。

 以前から農家民宿に関心もあり、中心部に少ない宿泊所経営へ2年がかりで準備を進めてきた。「旅行ツアー企画や古本屋経営もやりたい」と、国内旅行業務取扱管理者や古物商の資格も取得した。

 駅前宿の存在は口コミで広まり、「最終列車を逃しても泊まれるので安心して飲める」などと、町民の利用も増えてきた。

 目指すのは「宿だけで完結しない旅」。不便な町だからこそ、食や酒、観光など個々の強みを生かしてもてなす。地域内で助け合う仕組みができれば、「大正全体のにぎわいにつながる」と指摘する。

 「SAMARU」はアラビア語で「夜遅くまで友人と楽しく過ごす」という意味。そんな場所を目指し、小野さんは夢を膨らませている。

 素泊まりで1泊3千円から。問い合わせは小野さん(0880・27・0387)へ。(横田宰成)





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