お金に厳しい腕時計投資家がエルメスの鞄を愛用する理由 – ニコニコニュース

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 腕時計投資斉藤由貴生です。

 私は1ミリ駄もしたくないと考えているため、モノを買うときは「いくらで売れるのか」を考えて「買った額-売れた額=本当の消費額」と考えています。その思考でモノを買うと、高嶺のだと思っていたような高級品を買う事が可です。

 以前の記事でもお伝えしたように、私は中3でパテックフィリップを、高3でロールスロイスを購入していますが、これは売るという前提があったから買えたのです。このように、売る前提で購入するからこそ、多くの人が憧れる最高級品を中3や高3といった年齢で自分で購入することができたのです。

腕時計とは異なる鞄の選び方

 さて、社会人にとって、時計は必須アイテムの1つだといえますが、安い時計を買うよりも高級腕時計を買うほうが、満足度はもちろん、経済的にも良い可性があります。これも以前から何度もお伝えしているように、腕時計は値上がりする可性があるからです。

 そしてもう1つ、社会人の必須アイテムといえば、鞄です。そこで今回は鞄について、“お得に楽しむ”秘をお伝えしたいと思います。

 まずはじめに、鞄の場合は腕時計とは異なり、「買って⇒楽しんで⇒高く売る」ということは相当困難です。なぜなら、鞄は使うと痛みやすいからです。腕時計の場合ですら、「革ベルト」は消耗品という扱いですし、中古でそれを売買するということもあまりありません。

 ですから、革や布が多く使われる鞄の場合、高く売るためには「使わない」という選択を取る必要があるといえます。しかし、仮に使わないという選択をしたとしても、値上がりする鞄の事例はなかなかないため、あまり意味がないことになるでしょう。

 その例外といえるのが、エルメスバーキンを始めとする革製品です。特にバーキンプレミアバッグとして有名です。

◆なぜエルメスの鞄は例外なのか?

 エルメスの鞄は、腕時計のように生産終了後に値上がりするという事例よりも、入手困難な新品の値上がりといった事例の方が多いように感じます。これは、人気アーティストのチケットのようなプレミアムだといえるかもしれません。

 ただ、これはあくまで女性用革製品の話。実は男性用革製品の中古はそこまで高くないのです。

 男性ブリーフケースの有名モデルである「サックアデペッシュ」は、エルメスオンラインティックで約98万円という価格で売られていますが、程度の良い中古が安く入手可です。ちなみに、人気のある革製品の場合、オンラインティックでの取り扱いがないため、ここで売られているということ自体が、バーキンなどよりはるかに入手難易度が低いということを示しているといえるでしょう。

 そんなサックアデペッシュの中古には、程度の良いモノと、くたびれたようなモノが存在するのですが、程度の良いモノでも10万円台後半ぐらいから入手可です。一方で、程度の良いモノでは30万円台以上という様子のモノがあります。これらの違いは年式にあるといえるでしょう。

 10万円台後半といったような準で売られているモノは、大体は90年代後半に製造されたモノで、使われずに保管されていたというケースが多い傾向があります。その一方で、30万円台以上のモノは製造年が2010年代などで、較的新しいのです。

 つまり、最新にこだわらなければ、程度の良いモノが安く購入可。サックアデペッシュの場合、くたびれたモノでも10万円程度といったところなので、かなり狙いといえるでしょう。

 例えば、10万円台後半で程度の良いモノを買って、くたびれるまで使っても10万円ぐらいで売れる可性があるということです。この場合、実質消費額は8万円程度に抑えられるかもしれないのです。

 実際、私は『もう新品は買うな』の執筆中だった2年前にサックアデペッシュの中古178000円で買ったのですが、それから2年経った今に至るまで、満足して日々用しています。

 当時、本の中では「くたびれるまでに17年ぐらい」と書いたのですが、今の私の鞄を見る限り、17年ぐらいではくたびれなさそうな感じがあります。

◆そこそこの鞄を短い頻度で買い換えるなら長く使えるエルメスの鞄

 私の友人を見ていると、あまり安くもなく、かといって10万円ぐらいはしないような鞄を短い頻度で買い替えている様子を見かけます。彼にとってサックアデペッシュはかなり高いモノに写っているでしょうが、彼が鞄を買い替えた総額より、私のサックアデペッシュ購入額のほうが安いのではないかと思います。さらに、私がサックアデペッシュをくたびれるまで使った後に売ったならば、その実質消費額はさらに安くなるでしょう。

 このサックアデペッシュという鞄は、価格的な側面の良さだけではなく、日々現実的に使いやすいという素性の良さも持っています。私が2年間ほぼ毎日サックアデペッシュを使った経験では、この鞄がエルメスだと気づいた人は2人ぐらいしかいませんでした。

 この鞄は、エルメスを知る人でないと、それが定価100万円近くするモノだと気づかれないため、ひとで「あのブランド」とわかる鞄よりかに現実世界での使い勝手が良いといえます。また、その機性にも不足はなく、使っていて「ここを慢する」という点はありません。

 ちなみにサックアデペッシュには、38cm41cmがありますが、私が所有する38cmサイズの場合、MacBookの15インチサイズはギリギリ入るレベル。少し大きめのパソコンを持ち歩く方の場合は41cmのほうが難かもしれません。

 エルメスのサックアデペッシュは、男性ブリーフケースの「パテックフィリップ」や「ロールスロイス」といった存在だといえます。しかし、その最上級のモノが現在、工夫すれば良い条件で入手可なのです。ですからこのサックアデペッシュは、実はビジネスバックにおいて、最も良い選択だといえるのではないでしょうか。

斉藤由貴生】
1986年生まれ。日本初の腕時計投資として、「腕時計投資新聞」で執筆。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある



2年前に17万8000円で買った中古のサックアデペッシュ



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