上半期の対外直接投資、前年同期比45.7%減と低調 – ジェトロ(日本貿易振興機構)

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発表ベースでも少ない大型案件

2018に入って9月までに発表された案件をみても、大型のものは少ない。10億ユーロ超の案件は、3月発表のアバンカ(ベネズエラのバネスコ銀行傘下)によるドイツ銀行のポルトガルのリテール事業買収発表、8月に完了した旅行予約システム大手アマデウスによる米ホテル向けシステム大手トラベルクリックの買収のみだった。

インフラ・機器分野では、建設大手アクシオナが5月にチリの空港地上ハンドリング会社アンデス・エアポートサービスを買収。鉄道車両製造CAFが9月にポーランドのバス製造ソラリスを買収して新分野に参入した。

フィンテック投資では、サンタンデール銀行が2月に米国のスマートフォン完結型リアルタイム住宅ローンサービス「Roostify」に出資、BBVA銀行が3月に英国モバイルバンクのアトムの持ち株比率を39%に引き上げた。

製薬では、グリフォルスが8月に米国の血漿(けっしょう)収集センター運営のバイオテスト・ファーマシューティカルを買収、アルミラルが9月に米アラガンの皮膚科薬事業を取得するなど、対米投資が相次いだ。

アジアへの投資では、自動車部品CIEオートモーティブが6月にインドの自動車大手マヒンドラとの合弁会社への出資比率を56%に引き上げ、金属リサイクル大手ベフェサは9月に中国初の拠点となる製鋼ダストのリサイクル工場建設計画を発表した。

対日投資では、自動車部品大手ゲスタンプが4月に日本初の生産拠点となる熱間プレス工場を三重県に開設、2018年内には本格稼働する予定だ。

(注)第三国からの配当・キャピタルゲインを、スペイン経由で親会社の所在国などに無税で還流できる税制優遇措置「ETVE」の案件を除いた、実質的な直接投資でみた場合。

(伊藤裕規子)





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