中学3年でパテックフィリップ、高校3年でロールスロイスを買った男の消費感覚 – 日刊SPA!

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腕時計投資家の斉藤由貴生です。私は、現代のおかしな消費を変えるために実践を重ねながら、いろいろ研究してきました。私は30代のいわゆるバブルを全く知らない世代です。所有欲の薄い世代とは言われますが、私の場合は、むしろ価値あるものは我慢せず所有したいと考えています。そんな私の価値観を、不定期ですがご披露したいと思います。

斉藤由貴生

第2回 あなたの消費は踊らされているだけという現実

 突然ですが、私は中学3年生で高級腕時計パテックフィリップを、高校3年生で高級車ロールスロイスを自分のお金で購入しました。

 これだけを聞くと、ガキがなんというお金の使い方をしているんだ、とお思いになるでしょう。そう思った方は、ぜひこのまま読み進めていただきたいです。まずは、私がこのように価値あるモノを買った、ということを念頭に置いてください。あなたの抱いている消費の常識を覆したいと思います。

実質10万円で買ったロールスロイスシルバースパー

考えずに買えるようになったからモノの価値がわからなくなった

 ネットが活性化し、SNSやニュースサイトが充実したことでユーザーは様々な情報を手にでき、すごく豊かになったように思います。しかし、多くの人は価値のある情報の探し方がわからず、結局、思考停止で浪費しています。

 地方に住んでいても、海外に住んでいても流行りのアイテムを入手できるようになりました。年齢や所得を問わず、みんなが同じアイテムを入手可能です。ファストファッションでもブランド服でも、値段は違えど見た目に大きな差は見られません。みんなが同じ格好をしているように見える"量産型"という言葉も生まれるほどです。

 もちろん、世の中のトレンドを押さえるのは生きるうえで楽しみの一つなので、否定はしませんが、大概のアイテムが安価で買えるようになったため、消費にハードルがなくなり、「考えず」に買えるようになってしまいました。

 考えないユーザーを対象に売るモノは大量生産、大量消費に向いています。考えずに買うというのは現代の消費者にとってとても都合が良くなってきました。忙しくてモノを見定める暇がない代わりに、企業側がどんどん手っ取り早くモノを提案してくれるからです。それもかなり安い値段で入手できてしまう。お財布にも優しいように見え、どんどん買ってしまう。この繰り返しです。

 こんなに欲しいモノが安価で手に入るなんて、一見、豊かでいい時代になったように思えます。

 ですが、よく考えてみてください。そのような消費をしているということは、結局踊らされているだけなんです。企業の術中にまんまとハマっているだけなのです。

 そう気づき始めている人たちはすでにたくさんいて、近年、この大量消費社会が限界を迎えているように思います。多くの人は気軽に買えるモノをたくさん抱え、部屋がモノ屋敷になって片付けられなくなってしまったり、気軽に大量破棄できるため、ゴミが増えるなどの社会問題にまでなっています。

 もちろん、ここ数年のお片付けブームや断捨離やミニマリズムの登場などを見るとモノを少なくする方向に向かっています。モノは極力持たない、という人もたくさん増えました。

 ですが、私個人は根本にある消費を変えないことにはモノが増える問題は解決しないと思っています。

「じゃあ、必要ないモノを買わなければいいだけだ」と、消費から距離を置くだけではダメです。ダイエットと同じで、無理な禁欲はリバウンドをもたらすだけ。絶対にどこかで爆発して無駄遣いをするハメになります。

 むしろ、消費とはちゃんと向き合ってほしいし、消費を楽しめるようになるほうが、解決策になります。

「お金がもったいないから買うのを我慢しよう」「モノが増えてしまうから買うのを我慢しよう」という理由だけで消費を控えるのではなく、逆に消費を楽しめるようになれば、金銭面、所有面などあらゆることが解決すると思っています。





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