思い出のレッスル【多重ロマンチック的ぼくらのプロレス】 – GignoSystem Japan, Inc. (風刺記事) (プレスリリース) (ブログ)

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思い出のレッスル【多重ロマンチック的ぼくらのプロレス】

世界初のプロレス専門店「レッスル」が2018年7月31日、ひっそりとその歴史にひとつのピリオドを打った。

渋谷でオープンして以来34年間もの間

ご愛顧頂き誠にありがとうございました(「プロレスショップ レッスル」公式サイトより)

1984年、渋谷に生まれ、その後場所を移動し渋谷、池袋の2店舗体制へ移行。そして最後は高田馬場。親会社といえるビデオ会社・クエストと同じビルの同じ階へ。プロレスに関するグッズを扱う店舗としては世界初であった「レッスル」の実店舗がなくなったのだ。

ここ最近、足を運ぶことはなくなっていたが、学生時代はずいぶん通った。渋谷店はケンウッドを横目に長い坂道を上った先。池袋は東口を下りて大通り沿いを歩いた先。どちらも雑居ビルを上ったワンルームの一部屋という、マニアックな空気がプンプンする重い扉を開けた先に、TシャツやDVDの山がひしめいたワンダーランドが広がっていた。どちらも暗く細い階段を上る必要があり、どこか悪のアジトに入っていくような、ワクワクよりもドキドキのほうが強かった店舗だった。

自分がプロレス好きになった当時はプロレス専門店と言っても新日本プロレスの闘魂ショップを除けば、プロレスグッズを買うには、プロレス会場に行くしか方法がなかった時代だ(水道橋には同様のショップもあったけれど、後楽園ホールに行くのと同意義みたいな所があった)。通販と言っても闘魂ショップがFAXによる方式をしていたくらい。

そんなときに新日本プロレスや全日本はもちろん、東京に来ない地方団体のグッズ、Tシャツ類やDVDまで直に見て購入でき、郵便書留、銀行書留にも対応するレッスルはまさに夢の秘密基地だった。天井にはサイン色紙とポスター。壁には棚狭しと並べられた書籍とDVDに入場曲の音楽CD。中古の会場パンフレットがラックに積まれ、フックにかけられた小物類にフィギュア人形。選手がデカデカと描かれたわかりやすいTシャツ群に横に、売れ残りの似てないグラン浜田グラフィックTシャツ。高くて手が出なかったプロ用マスク。常連さんと店員さんで話していることもあり、敷居が高くてなんだか注文しにくかったチケット購入。どれもこれも、その当時の光景を思い出すだけで懐かしい

しかしインディー団体、ローカル団体のグッズも、ポチッとボタン一つで通販で購入でき、映像も動画共有サイトやオフィシャルなサイトで見ることが可能な時代。そしてプロレスがある程度市民権を得、スポーツショップや大規模雑貨店にもプロレス商品が並ぶ今、カルトで間口の狭い雑居ビルの秘密基地的役割は、ひとつの役割を終えたのだろう。

プロレスの見方、見られ方の移り変わりを感じる出来事だ。でも「ちょっとマニアックでヤベー場所」。でも「この空間に浸れる俺カッコいい」、あの空間が懐かしい。

プロレスショップ・レッスル

※通販サイトはまだ健在。

※画像はもう持てないだろうと思っていたら、財布に入っていたレッスル会員スタンプカード。





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