世界同時「脱プラ」衝撃①ボルボ「車もオフィスも」 – オルタナ

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世界同時「脱プラ」衝撃①ボルボ「車もオフィスも」

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プラスチックごみの海洋汚染が世界的な問題になり、ビジネスの世界で大きな地殻変動が起き始めた。スターバックスコーヒーやマクドナルドなどは使い捨てストローの廃止を明言し、英国やEUも使い捨てプラスチックの使用を視野に入れている。この流れが日本に来るのは必至で、関連企業は事業戦略の見直しを迫られている。(オルタナ編集部)

リサイクル素材が随所に使われた「XC60 T8プラグインハイブリッドSUV」(写真Volvo Car Group)

スウェーデンの自動車大手ボルボ・カーズは6月18日、2025年までに同社のすべての新車種で、使用するプラスチック部品の25%以上を再生素材に転換すると発表した。

5月には、世界中の同社のオフィスや社員食堂、イベントでの使い捨てプラスチック製品の使用を2019年までに止めることを決めており、製品と事業活動の両面で脱プラスチックを強力に進めていく姿勢を鮮明にしている。

このほど公開された特別仕様車「XC60 T8プラグインハイブリッドSUV」は、見た目は既存のモデルと変わらないが、再利用PET繊維を使った床・座席シートや、廃棄された漁網をトンネルコンソールに作り変えるなど、リサイクル素材が随所に使われている。

同社は自動車部品サプライヤーに対し、リサイクルプラスチックの実用性を打ち出すとともに、持続可能な次世代部品の開発に積極的に協力するよう呼びかけている。

環境保全を中核的な価値の一つとする同社の姿勢を明確にすることで、リサイクルプラスチックの利用拡大に向けた活動への投資も呼びかけている。

製品面だけでなく、事業活動を通じた脱プラスチックの動きも注目される。

ボルボ・カーズは、オフィスやイベントで使用されるカップ、食品容器、ナイフやフォーク、スプーンなど、2000万個以上の使い捨てプラスチック製品を紙、パルプ、木材などの生分解性原料を使用した持続可能な製品に置き換える予定で、従業員一人当たり年間500個以上のプラスチック製品の削減になるという。

世界中の同社のオフィスで「脱プラスチック」が進められている(写真Volvo Car Group)

2018年末までに日本を含む世界中で開かれる新車発表会のほか、中国、米国など5カ国の同社オフィスや食堂でプラスチックの使用を止め、2019年には世界の直営店で使用を根絶する計画だ。

サプライヤーとの協働を経て最終的に消費者に届ける製品自体を持続可能なものにしていくとともに、日々の事業活動を通じた脱プラスチックを両面で進めていくという点が、それぞれの発表のなかでも指摘されている。

ボルボ・カーズ・サステナビリティ・ディレクターのスチュアート・テンプラー氏は、「プラスチック汚染は、私たちの時代の環境に対する重要課題の1つ。私たちはその責任を真剣に受け止めている。このグローバルな問題に取り組む上で、私たちはその役割を果たす必要がある」とコメントしている。

同社は2025年までに、気候のバランスを崩さない「気候変動ニュートラルな製造業」を目指している。

2018年8月10日(金)15:54





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