パソコン処分 安全な方法は? – 毎日新聞

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家庭から回収した不用なパソコン=リネットジャパン提供



 <くらしナビ・ライフスタイル>

 押し入れの中でほこりをかぶっている、壊れたり使わなくなったりしたパソコンは無いだろうか。捨てようにも、中のデータが悪用されないか心配で、二の足を踏んでいる家庭もあるだろう。不用なパソコンをリサイクルする方法を紹介する。

 パソコンやスマートフォンなどの小型家電には、金やアルミなどの貴重な金属が含まれており「都市鉱山」とも呼ばれている。環境省によると、1年間に発生する使用済み小型電子機器は約65万トンで、うち鉄、アルミ、レアメタルなど有用な金属は約28万トン(844億円相当)あるという。回収された不用パソコンも専門業者が金や銀などの金属を取り出し、再利用している。

 従来、パソコンを処分する時は、所有者は自治体や、資源有効利用促進法に基づきパソコンメーカーに連絡して引き取ってもらっていた。さらに2013年に家電の再資源化を図る小型家電リサイクル法が施行され、専門業者を通じて処分することもできるようになった。

 パソコンメーカーは基本的に無料で対応しており、インターネットや電話で申し込んだ後、郵送する。ただし、無料回収対象の「PCリサイクルマーク」が無かったり、メーカーが倒産していたりすると料金が発生するので確認が必要だ。自治体の中には、公民館や役場に回収ボックスを設置しているところもある。静岡市や横浜市などは提携する家電量販店が店頭で回収している。

 専門業者もさまざまな試みをしている。リバーホールディングス(東京都千代田区)と大栄環境(大阪府和泉市)は、宅配業者と提携し、引っ越し時にパソコンを含めた家電類を有料で回収するサービスを提供している。平林金属(岡山市)は岡山、鳥取両県の4店舗の店頭で、パソコンなどの不用品を引き取っている。利用すると商品と交換可能なポイントが付与される。

 リネットジャパン(名古屋市)のサービスは、ネットで申し込むと、指定した日時に宅配業者が回収に来る。提携している自治体に住居地があれば無料で回収してくれるうえ、申込時に配布している無料のソフトを使えば、データの消去も簡単だ。パソコンに不慣れだったり、壊れたりして操作できない場合は3000円(税別)で、データ消去を一任できるプランもある。

 注意したいのが、データの取り扱い。デスクトップ上の「ゴミ箱」に捨てたり、初期化したりするだけでは完全に消えておらず、特殊なソフトでデータを復活させられ、個人情報が悪用される懸念もある。このため、いずれの方法で処分する場合も、専用のソフトを使うなどして確実にデータを消去しておくことが重要になる。

 環境省と経済産業省は個人情報の管理やリサイクルを適切に行う業者を認定している。業者に頼む場合はデータの悪用を防ぐためにも、トラックでの戸別回収や空き地で回収している無許可の業者は避けた方がよさそうだ。

 20年東京五輪・パラリンピックでは、こうして回収した金属で約5000個のメダルが作られる計画になっている。東京都は「不用な小型家電があれば、この機会に提供してもらいたい」と呼びかけている。【林奈緒美】

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