ファッションリユースのベクトル社と物流のジーエフ社がタッグを組み、合弁会社『gf.V』を設立。 – ECのミカタ

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ITを活用した古着ファッションの買い取りや販売を手掛ける株式会社ベクトル(本社:岡山県岡山市、代表取締役:村川智博、以下「ベクトル」)は、2018年5月1日(火)にアパレル業界に特化したロジスティックカンパニーのジーエフグループ(本社:東京都港区、代表取締役社長:児玉和宏、以下「ジーエフ」)との合弁会社「gf.V(ジーエフドットブイ)株式会社」での事業を開始した。

伸びしろが大きいリユース市場

経済産業省が取りまとめた資料「平成 29 年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」によれば、リユース市場は引き続き拡大をする見込みだ。

その中で、ネットオークション、フリマアプリといったネットリユース分野は、それぞれ3,569億円(CtoC のみ)、4,835億円と推定されている。リユース関連の統計データ等の公開情報をもとにすれば、ネットショップ(BtoC-EC)でのリユース品の販売額は約2,600億円、店舗でのリユース品の販売額は約 1 兆円と推定され、リユース市場は約2兆1,000億円に達するという。

環境省発表のデータ等をもとに、過去一年間に不用となった製品の推定価値を試算すると、7兆6,254億円にも上り、これらのまだ一部だけがリユース市場で流通している状況を考えると、リユース市場はECの面でも大きな伸びしろがあることが容易に推察できる。

合弁会社設立でビジネスをさらに飛躍させる

そうしたリユース市場の拡大に先駆けて同社は、2003年の設立以来リユース事業に乗り出し、国内最大級のブランド古着マーケットを構築し、ブランド数6,000以上、70万点を超えるアイテムを取り扱うに至っている。リユース市場の拡大に伴い、近年は買い取り・販売ともに取り扱い商品数が大幅に伸び、商品管理の拠点を増やし物流の体制を強化する必要があった。

今回の合弁会社設立により、ジーエフの保有する国内30箇所の物流施設に同社出品センターを順次併設し、管理拠点の全国展開を行う方針だ。またジーエフは当社のシステムやノウハウを使用し、新たなインフラ整備に拘泥せず、リユース市場に参入することが可能となった。双方の強みを生かしたアライアンスによりさらなる拡大を目指す。

【合弁会社概要】

社 名:gf.V株式会社

設 立:2018年3月

所在地:東京都港区高輪3-12-8

代表者:代表取締役 児玉和宏

取締役:児玉和宏、村川智博、服部吉彦

資本金:900万円

出資比率:ジーエフホールディングス株式会社 60%、株式会社ベクトル 40%

事業内容:古着等の買取/販売、出品センター/物流センターの運営管理

期待される効果と展望

ベクトル社は商品の査定から買い取り成立までの手続き・出品作業までをワンストップで行う出品センター「ベクトルグローバルポート」を保有している。現在、2018年6月までにジーエフが運営している全国の物流倉庫のうち当初6箇所での出品センター併設を予定する。加えて同社が培った査定から出品までのノウハウとマルチチャネル出品システム「ベクトルプレミアムシステム」を提供することでジーエフのリユース市場参入を支援する方針だ。

また、同社の物流をジーエフに一任することでベクトル側は、買い取り事業と販売事業に集中することが可能となる。ジーエフは国内最大級のブランド古着マーケットを構築しているベクトルの物流を引き受けることで物流量の増加が見込める。

さらにベクトル社は、アパレル企業の余剰在庫・サンプル等の買い取りも行っており、ジーエフが物流倉庫で保管している顧客アパレル企業の在庫をそのまま買取ることで、買い取りから出品までの作業の効率化することもできるのだ。

こうした絶大なシナジー効果が期待される「gf.V株式会社」は、物流を含めたファッションエコシステムを構築し、3年後に売上50億、営業利益5億を目指す計画だ。また当社は、商品を卸し且つ出品システムを提供する出品センターフランチャイズの加盟店企業も募集しており、今後は、店舗だけではなく出品センターを含めたリユースマーケットプレイスの拡大を目論む。

拡大するリユース市場を前に、アパレル物流と古着リサイクルEC各分野の両雄がタッグを組み、新たな船出の鐘を高らかに打ち鳴らす今回の発表。合弁企業特有の効率的な事業展開に期待がかかる。まさにEC市場そのものを牽引するファッションカテゴリとリユースの融合は、市場という海原そのものを力強くかつ野心的に切り拓いて行くことになりそうだ。



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