箱入りの中古ファミコンソフトを買ってみる – デイリーポータルZ

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私は1979年生まれで、任天堂から家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」が発売されたのが1983年のことだ。小学校に入ったぐらいのタイミングで周りにファミコンを持っている友達がちらほら現れはじめ、押しかけて遊ばせてもらい、その面白さの虜になった。親との交渉を粘り強く続けた末、3年生ぐらいになってついに買ってもらうことができた。

ずっと欲しかったファミコンが我が家にやってくる!とんでもない喜びである。発泡スチロールに入った本体と、一緒に買ってもらった「スーパーマリオブラザーズ」のソフトの独特の匂いが脳裏に焼き付いた。特に新品のソフトを箱から取り出した時に漂う匂いが好きで、それ以来、小遣いをためてソフトを買うたびに「これこれ!この匂いだぜ」と思って嗅いでいた。

最近、「Nintendo Switch」を買い、オンラインでソフトをダウンロード購入して遊んだのだが、めちゃくちゃ便利だった。ダウンロードゲージみたいなのがチューッと満タンになったら「はい!どうぞ!」という感じで即プレイできる。夢のようである。夢のようではあるのだが、しかし、当然ながら新品のファミコンソフトの匂いはそこにはない。せっかく新しいゲームを買ったのに嗅げないなんて……。私はますますあの懐かしい匂いが嗅ぎたくなるのであった。

と、のっけから“ファミコンソフトの匂い”がどうこうと語り出したが、まったく何のことだか分からないという方がいるかと思う。例えば買いたてのスニーカーには特有の香りがしないだろうか。卸したてのシャツとか、新しいものならではの香りで、履いたり着たりするとすぐに消えてしまう。そうした匂いは“新品臭”という言葉で呼ばれるようである。私が今追い求めているのはそれのファミコンソフト版ということである。伝わっていると嬉しい。

なんせ新品ならではの匂いなので、押し入れの中のファミコンソフトを引っぱり出してきて嗅ぎまくってもダメ。





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