スマホと連携するラベルライター、自ら活用シーンを提案 – ニュースイッチ Newswitch

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 書類整理用ファイルに貼るラベル作製が主な用途のラベルライター。ペーパーレス化の影響で市場は縮小傾向にある。そんな中、ブラザー工業はスマートフォンを使って作製する新型ラベルライターで、書類整理以外のラベルの用途開拓を進めている。

 2016年に発売した「ピータッチキューブ」。キーボードがない斬新(ざんしん)なデザインで、ラベル編集はすべてスマホの専用アプリを使って行う。従来型のラベルライターは、文字の大きさなど仕上がりについては、実際に印刷してみないと分からないというのが一般的だった。書類整理など、ある程度用途が限定されていればそれでも問題ないが、ブラザーが狙うのは新たな活用法の提案。

 ピータッチキューブは編集したラベルの実物大画像を、印刷前にスマホで確認できる。そして専用アプリには、ラベルの活用法を提案するサービスも付加している。専門家らの意見も仰ぎ、収納や名前付け、ギフトラッピングといった、さまざまな活用シーンをイメージ画像付きで提案。ラベルライターの活躍の場を広げるきっかけにしてもらう考えだ。

 ブラザー工業の販売子会社であるブラザー販売(名古屋市瑞穂区)の伊藤英雄マーケティング推進部長は「高画質のスマホが出たからこそ実現できた機能やサービス」と語る。機器購入前にアプリをダウンロードし、活用法の提案サービスを利用してから購入する顧客もいるという。「購入前後でのイメージのギャップが小さくなることで顧客満足度の向上につながっているのでは」(伊藤部長)とみる。

 多様な活用法に対応できるよう、文字フォントはもちろん、絵文字や記号、テープの種類も多数用意している。マスキングテープ人気を受け、1月にはアプリ会員限定で、オリジナルのマスキングテープがつくれるテープカセットを発売した。ピータッチキューブの1月時点の累計販売台数は6万台に上る。

 今後の課題は「買う側のニーズをより詳細に把握すること」(同)とし、アプリを通して顧客の生の声を吸い上げる仕組みの構築を目指す。伊藤部長は「双方向で顧客と一緒に製品を育てていきたい」と力を込める。

(文=名古屋・竹中初音)





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