5000個のメダル、都市鉱山から 東京五輪で初の試み – 日本経済新聞

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 平昌五輪も終わり、いよいよ2年後に迫る東京五輪・パラリンピックに注目が集まっている。2020年の東京五輪では、大会用に用意される約5000個もの金・銀・銅メダルを携帯電話などから取り出したリサイクル貴金属でつくるという五輪史上初の試みが始まっている。どうやってケータイがメダルに変身するのか――。日経ヴェリタスが今回メダルの「源流」をさぐってみたところ、予想もしていなかった意外な事実が浮かび上がってきた。

 小雨そぼ降る3月上旬、記者はまずドコモショップ五反田店(東京・品川)へと向かった。手には三菱電機製のガラケー「D901iS」。今から10年以上前、記者が高校時代に使っていた思い出の品だ。


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 「お預かりします」。ドコモショップで手続きを済ませると、店員が手際よくパンチでケータイに針を貫通させていく。個人情報を消すための作業らしいが、懐かしいメールや写真も消えてしまい、なんだか少し寂しい。古いケータイはお店が回収してくれた。

記者が高校時代に使っていたガラケーの思い出の写真やメールが消され、少し寂しい

 これはNTTドコモが参加する「みんなのメダルプロジェクト」だ。通常、五輪では天然鉱山でとれた貴金属を使いメダルをつくるのが一般的。今回の20年東京五輪では幅広く国民に呼びかけ、使わなくなった携帯電話や家電を回収。その部品から貴金属を取り出し、メダルをつくる。いわゆる「都市鉱山」を生かした五輪史上初の試みで、リサイクル先進国・日本をアピールする。大会組織委員会、NTTドコモや日本環境衛生センター(川崎市)などが回収に協力し、その資源から精錬会社が金や銀などをつくる流れだ。

 東京五輪では金、銀、銅あわせて5000個ものメダルを用意する。量にして少なくとも金10キログラム、銀1230キログラム、銅736キログラムの計2トンを用意しなくてはならない。メダルをつくる過程で材料のロスも出るので、実際にはこの2~3倍の4~6トン程度が必要になるという。





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