「逆デザイン」で作る、オランダの21世紀型サステナブルハウス – IDEAS FOR GOOD

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環境先進国と呼ばれるオランダに、Frank Alsemaというテレビプロデューサーがいる。彼が注目を集めているのは、リサイクル品のみでできたサステナブルな家をラボとして、21世紀型の新しい生き方を体現しているからだ。

フランクは2013年からこの家の建設に取り掛かっている。Palais Récupという名前のこのプロジェクトは、家をリサイクル製品からつくるだけでない。人々に新しいテクノロジーや生き方を提案するイノベーションの実験場所でもあるのだ。

Image via Palais Récup

Palais Récupの建築はコンクリートや木材、石など必要な材料を買い集めることからはじまった。

「まずはじめに、階段など、家のサイズに関わるものを集めはじめたんだ」とフランクは語る。家の中にある巨大な螺旋階段は、リサイクルショップで購入したもので、その周りに家を建てた。

また、家の中にある印象的な食器棚は19世紀に作られたもので、中には家族写真や、90年代の携帯電話などさまざまなものが収納されている。

「これはeBay(※世界中に出品・販売・輸出できるインターネットオークションサービス)で見つけたんだ。そして棚の大きさに合わせて天井の高さを設計した。この棚を建築家に見せて、これを基準に逆デザインしてもらったんだ。仕事量は増えるかもしれないが、そこには物語があるんだ。歴史、そして雰囲気が。」と語る。

Image via Palais Récup

彼いわく、60%の材料はeBayで購入し、中古品でないものは、他の素材をリユースして作られているそうだ。「エンジンルーム」には炉があり、空気、水そしてトイレからエネルギーを回収するように設計されている。

また「ハングリービン」という名のコンポストビンにはたくさんのミミズが飼育されていて、オーガニック廃棄物を栄養たっぷりの肥料に変えている。これは屋上で育てられている植物の大切な肥料になるのだ。

家具や階段からデザインを考える逆転の発想。既存の概念に固執せず、少し変わった角度からものごとを考えることは新たな発見につながっている。

そして、周りの人にバカにされながらも、サステナブルハウスを完成させたフランクの意見は明確で力強い。

「世界をサステナブルな世界に変えたい。そのためには早く、行動を起こす必要がある。そしてたくさんの市民がこのプログラムに参加して、楽しむことが必要だ。」

Palais Récupから1マイルほど離れた場所にあるDe Ceuvelという古い造船所エリアには、循環型生活を送っているコミュニティがある。フランクはそこで、サステナブルな暮らしを体験したい人たちのサポートもおこなっている。

多くのアムステルダム市民がより便利な生活を追求する中で、フランクは、21世紀に生きる私たち全員が循環型社会で生きられるということを証明したいのだ。

Palais Récupは、より良い街をつくる第一歩なのだ。

【参照サイト】Palais Récup
【参照サイト】The Man Who Built His House Out of Stuff He Bought on eBay
(※画像:Palais Récupより引用)





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