中国がごみ輸入中止、行き場失う韓国のリサイクルごみ – 朝鮮日報

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 中国が使用済みペットボトルや紙ごみなどの輸入を中止した影響で、韓国をはじめ米国、日本、英国、ドイツなど複数の国がこれらを処分できず頭を痛めている。

 中国環境保護部(省に相当、以下同じ)は昨年7月、環境汚染などを理由に昨年末から廃プラスチック、未分別の紙ごみや金属ごみなど24種類に上るごみ輸入を中止することを発表した。英デーリー・メール紙によると、中国が2016年に輸入した廃棄物は180億ドル(現在のレートで約1兆9000億円)に上り、うち廃プラスチックだけで世界の輸入量全体の半分に当たる730万トンに上った。今回中国が突然輸入を中止した影響で廃ビニールやプラスチックの価格が暴落し、処分自体が難しくなっているのだ。

 韓国のリサイクル業者も収益が上がらないことを理由に廃ビニールや発泡スチロールなどの回収を拒否している。中には1日からペットボトルの回収まで中止した業者もある。影響でごみ捨て場には廃ビニールやペットボトルが山積みになっており、リサイクルごみの処理をめぐって懸念が広がっている。

 京畿道水原市内のあるマンションに住む52歳の住民は1日、ごみ捨て場に10個以上の使用済みペットボトルを持っていったが、そのまま家に持ち帰った。マンションのごみ捨て場には「ビニールや発泡スチロール、ペットボトルは分別対象から除外する」と書かれた案内が貼られていた。この住民は「サイズが大きくてどうしてもかさばるペットボトルを有料のごみ袋に入れて捨てるわけにはいかない」と不満を口にした。

 マンションなど集合住宅のごみ捨て場にはどこも廃ビニールや発泡スチロール、ペットボトルなどが積み上げられている。ソウル市北部ノウォン区のあるマンション住民は「いくら小さくしても有料のごみ袋に発泡スチロールを入れるのには限界がある。取りあえずは分別収集場に持っていくしかない」と語る。ごみの分別収集をめぐって住民とマンション管理人とのいざこざも各地で起こっているようだ。

 市民は戸惑いを隠せない。現行法によると、リサイクルが可能なペットボトルや廃ビニールを有料のごみ袋に入れて捨てると過料の処分を受ける。これでは「ペットボトルを自宅に保管しろというのか」といった不満も当然出てくるだろう。またリサイクル業者ごとに回収する品目もそれぞれ異なっている。

 環境部や地方自治体は当面リサイクル業者に引き続き分別回収を続けるよう求めており、それができない場合は区庁などが対応に当たるとしている。しかし区庁として直ちに担当者や予算を確保するのは難しいため、問題が長期化することへの懸念も出始めている。

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