下水道工事でリサイクル偽装、大阪市が施工者に賠償請求 – 日経テクノロジーオンライン

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 大阪市が発注した下水道工事のうち少なくとも15件で、施工者が埋め戻し材として指定された再生資材ではなく、より安価な通常の改良土を用いていたことが分かった。市は2月2日、施工者に損害賠償を請求し、入札参加停止にしたと発表した。

大阪市発注の下水管敷設工事の例(出所:大阪市)

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 大阪市は2012年度から、下水処理の副産物である下水汚泥溶融スラグを混ぜた改良土を、下水管敷設などの下水道工事で埋め戻しに用いるよう契約書で定めている。

 しかし昨年、スラグ混合改良土の販売量が書類上の使用量を下回ることが市職員の調査で発覚。量の差が1000t以上と特に大きい15~16年度の15件の工事を調査したところ、埋め戻し材の一部または全部に通常の改良土を使っていたことが判明した。一部の施工者は市のヒアリングに対し、スラグ混合改良土を使わなかった理由について「在庫が無かったから」と答えた。

3カ月の入札参加停止に

 市は15件の工事の元請け施工者14社に、スラグ混合改良土と通常の改良土との差額に基づく総額約4860万円の損害賠償を請求。さらに、下請けを含む18社を1月31日から3カ月間の入札参加停止とした。森組(大阪市)などの地元の建設会社のほかに、アイサワ工業(岡山市)や浅川組(和歌山市)など大阪府外の会社も含まれる。

 大阪市はこのほか、約250件に上る12年度以降の下水道工事を対象に、施工者が埋め戻し材で同様の偽装をしなかったかどうか調査を続ける。3月末までに調査を終えるとともに、価格差以外にも偽装の動機があったかどうかや、これまで発覚しなかった理由などをより詳しく調べたうえで、再発防止策を検討する予定だ。

(関連記事:水道工事で設計と異なる路盤材、下請け通報で発覚
(関連情報:大阪市の発表資料:下水汚泥溶融スラグ混合改良土を使用した下水道管工事にかかる損害額の請求などについて下水汚泥溶融スラグを使用した下水道管工事における不適正な施工について





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