楽器業界版“はれのひ事件”高額ギター預かった店主が“夜逃げ”か – 東スポWeb

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もぬけの殻だったY氏のギターショップ

 楽器業界の“はれのひ事件”だ。東京・杉並区高円寺のギターショップで、客が修理などのために預けたビンテージ楽器が返されず、トラブルになっている。1本80万円のベースや故エルビス・プレスリーも愛用していた有名ギターなどが同店に預けられたきり、行方不明となっている。店主のY氏は昨年9月ごろに店を畳み、“夜逃げ”。一部の楽器は売却されていたという。被害者は今後も増えるとみられ、被害額は数千万円に上る可能性もある――。

 声を上げたのは「THE ALFEE」の坂崎幸之助プロデュースのロックバンド「インフィクス」でベースを担当する野間口浩(49)だ。

 先月22日、「絶対に許せない事」と題してブログを更新。20年以上愛用していた1964年のフェンダー社製ジャズベースが「盗まれてしまいました…おそらく転売されていてもうぼくのところには戻ってこないと思います」と衝撃告白した。

 同氏が「犯人」と名指しするのは、高円寺のギターショップ「バディサウンドワークス」の店主Y氏。野間口とは20年来の付き合いがある。

 4年前、そのY氏から「店のオリジナルブランドのベースを作りたいので、ジャズベースを採寸させてくれないか?」とお願いされ、貸し出したものの、いまだに戻ってこないという。

 そればかりか、不審に思った野間口が同店を訪れると、すでにもぬけの殻。電話やメールもつながらず、Y氏とは音信不通の状態が続いている。

 野間口によると、愛用のベースは「二十数年前で80万円」で、現在は数倍の値で取引されることもあるビンテージ品だ。

 同様の被害は野間口だけではない。ツイッターでは「ギターを修理に出したきり返ってこない」「Y氏と連絡がつかない」という声が続出。

 修理代金を支払い済みの人や、プレスリーも愛用し「キング・オブ・フラットトップ」と呼ばれるギブソン社製J―200を預けたまま途方に暮れている人もいる。

 Y氏は今どこにいるのか?

 本紙は同店を訪れたが、シャッターは閉じられ、人の気配はなし。近隣に住む女性は「Y氏自身もミュージシャンで、会えばあいさつする気さくな人。昨年9月、突然店の中が空っぽになって、それ以来姿を見なくなった。日中はおかしな様子はなかったので、荷物を運び出したとしたら、夜だと思う。夜逃げ? かもしれません」と話す。

 被害者の数はわかっているだけで10人以上。すでに警察には被害届が提出されている。

「Y氏が一部のビンテージ楽器を売却していたことも判明している。金欠で生活費に充てていたのだろう。うっかり買い取ってしまった質屋も、後にそれが盗品とわかり、損害を被ったことになる」とは関係者。

 仮に楽器が返ってこないとなると、被害額は少なく見積もっても数百万円以上。ビンテージ分を加えれば、数千万円に達する可能性もある。

 似たようなケースでは、成人の日に振り袖が届かず、着付けの担当者も来なかった「振り袖詐欺」とやゆされた“はれのひ事件”が記憶に新しい。篠崎洋一郎社長は雲隠れの末、先月26日に記者会見で経営破綻を報告した。楽器界でも悲劇が繰り返されるのか――。





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