四国上場企業の今期上半期 ハイテク化受け外需関連が好調 – 日本経済新聞

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 四国4県の上場企業の好業績が相次いでいる。14日までに2017年3~8月、4~9月期決算を発表した19社のうち14社の最終損益が前年同期比で改善した。目立ったのはハイテク産業の成長、建設投資の拡大、経営の効率化に対応した3タイプの企業。事業環境の変化に応じた戦略で利益を稼いだ。

アオイ電子は省人化設備を内製し利益率を高めている

 自動車や電子機器の高機能化の流れを受け業績を伸ばしたのは外需企業だ。コンデンサー用絶縁紙を製造するニッポン高度紙工業は白物家電や車載向けで出荷が増加。アジアでは省力化ロボットの分野も増えているという。四国化成工業はプリント基板のさび止め剤や樹脂硬化剤など電子機器向けで輸出を伸ばした。

 阿波製紙も自動車向け部材が堅調。米国の生産台数が落ちているが、他国向けが好調で補えているという。三浦工業は中国の高効率ガス炊きボイラーの入れ替え需要を取り込み利益を伸ばした。

 一方、国内では低金利で活況な住宅市場や、東京五輪前の建設ラッシュに対応した企業が目立った。木製建材を製造する南海プライウッドは大都市圏で戸建て住宅向けの棚板を伸ばした。8月には工務店向けのショールームを東京・神田に開き首都圏の開拓を進める。配送コストを減らすため、物流拠点の新設も検討しているという。

 兼松エンジニアリングはインフラ整備時の汚泥除去などで使う強力吸引作業車の出荷が好調。四電工は首都圏でのオフィスビル、四国の病院など大型工事を取り込み4~9月期の純利益で過去最高となった。工事原価の高止まりなどには「施工効率の改善や利益率を重視した選別受注に取り組む」(同社)。

 人手不足や競争激化といった課題に対応するため事業環境を見直し、稼ぐ力を高める動きもみられた。IC製造のアオイ電子は全工場で省人化設備の導入を進め利益率を高めた。装置は内製し導入コストも抑えた。

 人材サービスのクリエアナブキは大阪市に新設した転職支援拠点に、従来の大阪支店を移転・併設し重複経費を削減。売上高は微減ながら、前期の事業整理なども寄与し増益となった。

 外需企業や建設関連で好業績が相次いだ一方で、苦戦が目立ったのは四国を主要営業圏とする小売りや外食だ。全国に先駆けて進む人口減で人手不足や市場の縮小が足かせとなる。ドラッグストアなど他業種との競争激化も加わり、事業環境は厳しさを増している。

 スーパーのフジの上期は地盤の愛媛以外で既存店の売上高が減少。広島と徳島で競合店の開店が響いた。人口減のほか、高齢化による胃袋縮小、ネット通販の拡大で3%の市場縮小も見込む。通期の営業利益見通しを下方修正した。

 香川地盤のスーパー、マルヨシセンターも通期予想を下方修正。上期は同業やドラッグストアとの競争激化の対抗策として「エブリデー・ロープライス(毎日安売り)」を打ち出し、売上高は期初の計画を上回ったが利益率が悪化した。

 中古品販売・飲食事業のありがとうサービスは各店舗で人手不足が続く。人を回すため、4月の「俺のフレンチ」出店時に通常より多めに採用し、人件費が増えた。

 四国4県の上場企業は以下の通り。【2月期決算】ありがとうサービス▽フジ▽マルヨシセンター【3月期決算】アオイ電子▽阿波製紙▽兼松エンジニアリング▽クリエアナブキ▽四国化成工業▽四国電力セーラー広告▽セキ▽タダノ▽南海プライウッド▽ニッポン高度紙工業▽日本興業▽ニホンフラッシュ▽三浦工業▽ヨンキュウ▽四電工





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