ピラミッドアジサイ 5、6月に剪定 高単価の秋出荷 山梨県 – 日本農業新聞

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標高950メートルの試験圃場で10月に開花したピラミッドアジサイ(山梨県北杜市で)

 山梨県総合農業技術センターは、ピラミッドアジサイ(ノリウツギ)を5、6月に剪定(せんてい)し、9、10月に開花させる技術を開発した。慣行栽培では夏に開花するが、需要が高まり、高単価が見込める秋の出荷ができる。剪定位置で花穂の大きさも調整でき、出荷先に応じて生産が可能という。

 花穂が三角すい状のピラミッドアジサイは、富士山に似ていることから同県は産地化に力を入れる。慣行の露地栽培では7月下旬から8月下旬に開花するが、結婚式のブーケなどで需要が高まる秋の出荷が求められている。

 一般的なアジサイ品種は、昨年の枝に花が付くが、ピラミッドアジサイは新梢(しんしょう)に花を付ける。同センターはこの性質を利用。慣行栽培では4月中旬に古い枝を剪定するが、剪定せずに新梢の発生を抑える。

 試験では剪定を慣行の4月16日と、秋開花に向けて5月16日、6月16日、7月16日に実施。4月剪定は8月2日に開花したが、5月剪定は9月7日、6月剪定は9月25日に開花した。7月剪定は開花しなかった。

 また剪定位置を10センチ、20センチと高くするほど花穂が小さくなった。大きい花はドライフラワー用、小さい花は花束用など、出荷先に対応して大きさの調整も可能とみる。

 試験は標高750メートルの甲斐市にある同センターで実施。今後は標高が異なる場所での実証試験を進める。





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