マンション購入もスマホから わずか30分で即決も – 日本経済新聞

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 「スマホでポチッ」――。今やスマートフォン(スマホ)を数回タップすれば、大抵のものが簡単に買える世の中になった。この波が不動産マーケットにも押し寄せている。「今やマンション購入も、スマホで探して決めていくのが主流になりつつある」と話すのは、中古マンション仲介サービス「カウル」の運営を手掛けるハウスマート代表取締役CEOの針山昌幸氏。昨今のマンション購入のトレンドを聞いた。

◇  ◇  ◇

――「マンションを買う」というと、とにかく多くの物件を見て回るイメージがあります。

ハウスマート代表取締役CEO 針山昌幸さん

 私がこの業界に入った7~8年前は、まだそういうやり方が主流でした。でも今は様相がガラリと変わっています。スマホで探して、気に入った物件を「一本釣り」。これが最近の中古マンションの購入スタイルです。

――スマホでマンションを買っちゃうんですか?

 さすがに「ポチッ」とワンタップで買えるわけではないんですが(笑)、購入行動の入り口がスマホにシフトしているのは確かです。スマホの急速な普及で、スマホから物を買ったり、店を予約したりといった行動が当たり前になりました。こうした世代にとって、スマホでマンションを探すのは自然なことなんです。

 以前は、中古マンションの物件情報は不動産事業者の店舗に出向かなければ手に入れられませんでした。ですので、購入希望者は営業スタッフに希望するエリアや予算を伝え、薦められた物件を5~6件ほど内覧して、気に入った物件を絞り込んでいくというプロセスをたどってマンションを購入していました。

 ネットとスマホが普及した現在、こうした情景は一変しました。購入希望者はスマホで中古マンションの情報を自分で集め、条件に合う物件の中から気に入ったものを絞り込んで、そこではじめて不動産事業者にアクセスしてきます。以前は「広く網を張る」ことが購入の必要条件でしたが、今はネットがその役割を果たしてくれるので、「一本釣り」スタイルに変わってきたんですね。

ハウスマートが手掛ける中古マンション仲介サービス「カウル」の画面。パソコンやスマートフォンのアプリから希望に合った中古マンションを探せる

希望物件の資産価値をAIが自動判定し、物件の「適正価格」を推定してくれる

 これ以外にも、着実に「スマホシフト」は進んでいるんですよ。不動産事業者って、「とにかく電話をかけまくる」イメージがあると思いますが、今は「LINE」といったチャットでのコミュニケーションが主流です。スマホでの購入や予約に慣れてしまった世代にとって、電話は既に「わずらわしいツール」なんですね。同業他社からも、「今やLINEがないと話にならない」と聞きます。

――確かに、こちらのオフィスではほとんど電話の音がしませんね。

 当社が手掛ける中古マンション仲介サービス「カウル」では、購入希望者(登録ユーザー)とのやり取りはLINEではなく、専用のチャットツールを使っています。パソコン向けのWebサービスに加えて、スマホ向けのアプリも提供しているので、スマホ利用率は非常に高いですね。

 大半のユーザーは気に入った物件が見つかったら、電話ではなく営業スタッフとチャットでスマホから連絡を取って、内覧の予約を取り付けます。その後の値段交渉もチャットで済みますので、当社の営業スタッフがお客さんと会うのは、内覧と売買契約の時と、あと銀行で融資を受ける時くらいです。

顧客との連絡にはチャットを使う。スマホに慣れた世代にとって、電話は既に「煩わしいツール」だ

条件に合った物件が新たに登録されたり、値下がりした場合はスマホにプッシュ通知が届く。多忙な共働き世代などに好評だという

■共働き夫婦、「駅まで坂道」はお断り

――住まい選びも相当変わってきているんですね。ところで、どのような世代がスマホでマンションを探しているのでしょうか。





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