80~90年代ネオクラシック輸入車ベストヒット・パレード!-1 鈴木正文 vs 小川フミオ vs 今尾直樹 – GQ JAPAN

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The 100 Heads-up Issues #080

1980~90年代、某自動車雑誌編集部に在籍していた3人が、当時を回顧しつつ、現在の狙い目ネオヒストリック輸入車を語り合う。後半イギリス車に偏りがちなところはお許しください。さあ、張り切ってまいりましょう。

本稿は2016年10月発売の増刊号『GQ CARS Vol.2』に掲載した記事です。

80~90年代ネオクラシック輸入車ベストヒット・パレード!-1──鈴木正文 vs 小川フミオ vs 今尾直樹

Alfa Romeo Spider
映画「卒業」で日本でも一躍人気となった後輪駆動2人乗りのオープンスポーツ。ピニンファリーナが手がけた美しいボディを持ち、66年から93年まで長いあいだ世界で愛された。

200万円未満ならミニ

小川─まずは200万円未満のクラスからです。ここは宝庫ですね。80年代というと、30年以上前ですから、実用車は当然距離が延びていて、リスクはもちろんあります。虎穴に入らずんば虎子を得ず、です。

今尾─200万円も予算があったら、80~90年代に欲しかったクルマは買い放題じゃないですか。100万円以下の枠を設けても成立します。スズキさんなんて、シトロエン2CV、タダでもらっちゃったんですよ。

スズキ─人徳だ。というのは冗談だけど、そういうこともあるのがこのあたりの古いクルマの面白いところだよ。もっとも、いただいた2CVは150万円かけてレストアしたよ。いずれにせよ、ある人にとっては厄介なものが、ある人にとってはお宝になる。

今尾─振り返ってみると、EU発足が93年、ユーロ導入が99年でした。80年代のヨーロッパには国境があったし、90年代は国ごとに両替もしないといけなかった。僕、初めてトリノに行ってアーケードでジェラートを買って、それが500リラでした。チンクエ・チェントだ、と思いました。あ、0.07円とかだったから、チンクエ・ミッレかな……。つまり、不便だったけど、それぞれの国がまだくっきり分かれていて、クルマもいまよりもっと個性的だった。それより前はもっと個性的でしたけど、この時代のクルマはいまでも日常の足にも使える。価格以上の価値がある。未登録の世界遺産です。でもって、エアコンも効きます(効かないのもあります)。

小川─では、個別の洗い出しに移りましょう。まず僕のおすすめはオリジナル・ミニです。ずっと好きだったこともあるのですが、市街地で使うのにこんなにカッコいいクルマはない。オリジナル・ミニは1959年に発売されて2000年までつくり続けられたから、まだまだタマがある。〝四角くて丸い〞と言われた独特のキュートなスタイリングといい、ぶ厚い鉄板を使った質感のあるボディといい、全長3mしかない車体の小回り性能のよさといい、中古で手に入れる価値のある1台だと思います。

今尾─私もかつて「ミニ・サーティ」という、1989年にミニ発売30周年の限定車に乗っていたことがあります。4ATだったけど、楽しかったな。また乗りたい。

スズキ─俺も買ったよ。赤のクーパーのマニュアル。

今尾─ミニは必ず値段が上がっていく、という説があります。いまも上がりつつある。買うならいまのうちです。

80~90年代ネオクラシック輸入車ベストヒット・パレード!-1──鈴木正文 vs 小川フミオ vs 今尾直樹

Mini
全長3050mmしかなく事実上の2人乗りだが人気は衰えず2000年まで生産。ボディやエンジンのバリエーション豊富で、高性能のクーパーやカントリーマンは中古車市場で高値維持。

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