リサイクル率2年連続30%超 ごみ分別意識向上など後押し-苫小牧市 – 苫小牧民報

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 苫小牧市のごみのリサイクル率は2016年度で前年度比0.7ポイント増の30.8%となり、2年連続で30%を超えた。道内の人口10万人以上の都市のうち、2年連続3割台を維持したのは初。13年7月開始の家庭ごみ有料化に伴う市民の分別意識の向上や資源物回収品目の拡大などが、道内主要都市の中でトップレベルの高いリサイクル率につながった。

 リサイクル率は、家庭や事業所から排出されたごみ総量に占める古紙、紙類、空き缶、ペットボトルなど資源物の割合から算出。市ゼロごみ推進室によると、16年度のごみ総量は、ステーション回収以外の直接搬入分や集団回収分も含めて、1402トン減(1・9%減)の7万1748トン。このうち、リサイクル製品の原料に活用される資源物は75トン増(0・3%増)の2万2014トンとなり、30%台を2年連続でキープした。

 苫小牧のリサイクル率に関しては、資源物の回収体制の不十分さから、06年度で11・2%と全道平均を下回る状況だった。リサイクル率の底上げを図るため、市は07年度から15年度にかけて断続的に、「053(ゼロごみ)大作戦」と銘打った全市的な活動を展開。回収体制を整えたり、市民啓発に取り組んだ。13年7月にはごみ減量とリサイクル推進に向けて家庭ごみ有料化を開始。紙類など資源物の収集品目も拡大し、ごみの分別を促した。

 そうした取り組みを通じてリサイクル率は年々向上。10年度に20%台に乗り、家庭ごみを有料化した13年度には前年度比3・6ポイント増の25・5%に。14年度には28・2%に達し、道内主要都市の中で初めて1位を獲得。15年度は苫小牧が30・1%でトップとなり、2位は江別市の29・5%、3位は札幌市の28・3%となり、苫小牧が引き続き1位をキープした。16年度については、各自治体の取りまとめが終わっていないものの、「苫小牧の2年連続30%台は道内主要都市の中で初めて」(ゼロごみ推進室)と言う。

 16年度は、古着・古布の回収を従来の「綿50%以上」から「綿50%未満」も対象に加えた他、公共施設や商業施設などの回収場所を拡大した。また、昨年7月から市内一部地域で試験的に始めた家庭ごみの戸別収集もごみの排出マナーや分別の意識を高め、結果的にリサイクル率のアップを後押しした。

 市一般廃棄物処理基本計画では、リサイクル率を20年度に32%、24年度には33%とする目標を設定。ゼロごみ推進室の入谷核室長は「リサイクル率が毎年増減する自治体が少なくない中、苫小牧は順調に伸びている。啓発活動などを進め、この流れをさらに押し上げたい」と話している。

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