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格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す!
第78回

2017年06月08日 12時00分更新

文● 正田拓也

「P-smart ケータイ P-01J」
「P-smart ケータイ P-01J」

 電話として使うならフィーチャーフォン(いわゆるガラケー)の使い勝手が一番だ。

 折りたたみ型なら最適な場所にあるスピーカーやマイク、そして物理ボタン。しかも片手操作の簡単な小さいサイズ。電話はもちろん、ちょっとしたメールの読み込みも簡単に済んでしまう。あらためて使ってみると非常に便利なのだ。

テザリング利用時は左上に電波を発射している風のアイコンが表示される
テザリング利用時は左上に電波を発射している風のアイコンが表示される

 デザリングが使えれば、通話とデータ通信の出入り口となり、Wi-Fi版のタブレットやPCがあっても、モバイルは1回線だけですべてまかなえて便利そうだ。使い方にもよるが、スマートフォン依存が高くない人ながら、これでも大丈夫そうだ。

 OSにAndroidを搭載したLTEフィーチャーフォンは以前にもあったが、ドコモから2016年に「P-smart ケータイ P-01J」「AQUOS ケータイ SH-01J」の2機種が登場した。

 そして、内部ソフトの更新によってテザリング対応した今、まさに、格安SIMで使える便利なフィーチャーフォンとなった。今回はP-01Jを実際に使ってみた。

格安SIMで使え、おサイフケータイもWi-Fiルーターにもなる!

 格安SIMで使える同様のフィーチャーフォンは、格安SIM事業者の販売端末にも同様のSIMフリー機があったが、ドコモから出ているものは、おサイフケータイに対応しているなど、機能面で有利な点もある。

 回線契約を伴う新品購入では、3万円を超える価格だが、格安SIMで使う上で入手しやすいのは、中古店に並ぶ未使用の中古品。

 現在の相場は1万5000円ほどで、同様のSIMフリー機よりも安いこともある。

 そして、ドコモのネットワーク接続の安定性という意味では、ドコモブランドの安心感は大きい。ドコモ機を中古購入してしまうと原則、SIMフリー化はできないが、ドコモのネットワークを使った格安SIMならSIMロック状態でも問題なく使えるため、大きな問題はないだろう。

 最近のドコモ機は、以前のように格安SIM利用時にテザリングができないことはない。つまり、通話ができるほかに、モバイルルーターとしても使えるのだ。


メニューのうち、LINEなどの機能は「ツール」に、テザリングは「設定」にある
メニューのうち、LINEなどの機能は「ツール」に、テザリングは「設定」にある

おサイフケータイやLINEもOK、Wi-Fiで通信量も控える

 ドコモのLTEフィーチャーフォンのOSはAndroidベースだが、タッチパネルがなくPlayストアに対応しないなど、Androidスマホと比べてだいぶ制約がある。

 そのため、(解決方法がないわけではないが)アプリはプリインストールのものだけを使うことが原則となる。


モバイルSuicaに対応
モバイルSuicaに対応

 おサイフケータイのアプリはプリインストールされ、アプリの更新にも対応している。タッチ操作ができない点は使いにくいところだが、上下左右のキーでなんとか操作できる。

 実際に、ほかのスマートフォンからP-01JのモバイルSuicaにデータを移してみたが、問題なく動作し、改札口も無事通過できた。


LINEにも対応する
LINEにも対応する

 LINEのアプリでは上下左右キーでカーソルを動かすということを強いられるので、少し使いにくいが、無料通話もビデオ通話も可能。多少の遅延があるにせよ、LINEの無料通話をフィーチャーフォンで時間を気にせず通話できるということは非常にありがたい。

 上記のアプリやウェブブラウザーのほか、地図、電話、電卓などが備わっているが、それ以外はなし。

 地図や電話帳はGoogleではなくドコモのアプリなので、ドコモのクラウドサービスに保存できるが、Googleのアカウントと直接同期ができないのは残念なところ。電話帳の同期くらいはなんとか可能にしてほしい。

 一般向け機種ということは理解しているが、せっかくの小型端末なので、もっと自由にAndroidの機能を使わせてくれれば、非常に便利な端末となるはず。その点が非常に惜しい。





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