「一番箱積んでいる」スロットで劣等感埋める 医師警告「刑務所行くか自殺する」 – 産経ニュース

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 なぜ、ギャンブルにのめり込んだのか。その理由を依存症になり、その後、回復した人たちはいまなお自らに問い続けている。

「教材費必要」「参考書買う」…親につくウソ

 依存症となり、盗みを働くまでに至った三宅隆之(42)=奈良県在住=はいま、原因をこう説明する。

 「劣等感を抱えていたからだ」

 三宅は地方で生まれ育ち、高校卒業後は華やかな都会にあこがれ、東京の名門私大への進学を夢見た。だが厳格な両親は、1浪しての受験を許さず、三宅は地方の国立大に進んだ。

 「なぜ、こんなところにいるのか」。そんなジレンマを抱え、学生生活を送っていたとき、先輩から教わったのがパチンコだった。

 「自分が一番多く当たりを出し、箱を積んでいる」。日頃の劣等感を癒やしてくれる気がし、のめり込んだ。十分な仕送りをもらっていたが、お金は続かなかった。「教材費が必要だ」「参考書を買う」。最初は親に嘘を言って現金を振り込んでもらった。

 頻繁にせがむわけにはいかず、アルバイトを始めた。高額な賃金を求め、深夜のバイトもしたが、勤務が終わった朝から大学に行かず、そのまま開店前のパチンコ店の列に並んだ。

 最後には、駅前のビルの消費者金融に足を踏み入れた。4年で大学を卒業したが、その頃には借金は数十万円に膨らんでいた。

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