タカタの欠陥エアバッグ 中古品流通、米でケガ :日本経済新聞 – 日本経済新聞

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 【ロサンゼルス=兼松雄一郎】ホンダは19日、3月に米国でリコール済み車両のエアバッグが異常爆発した問題で、現地の修理業者がタカタ製の欠陥エアバッグ部品を流用して修理していたのが原因とする調査結果を公表した。米では車検制度が緩く廃車から回収した古い部品を使った修理も珍しくない。非公式に流通する中古部品が新たな被害拡大につながったことで、自動車メーカーは追加対応を求められる可能性が高い。費用負担がさらに膨らみそうだ。

 問題になったホンダ車両は、米ラスベガスで3月に衝突事故に巻き込まれ、エアバッグが異常爆発して運転手が負傷していた。同車両はもともとタカタの欠陥エアバッグを搭載していたため、2015年にホンダの系列店でリコールを済ませていた。この後に事故を起こし独立系の修理業者が廃車場から仕入れたとみられるタカタのリコール対象部品を使って修理していた。

 米国でリコール対象となったホンダの車両は1140万台。ホンダは広告やソーシャルメディアを通じリコールを周知してきた。ホンダは廃車場やネットで流通するリコール対象部品を6万点以上買い入れ、自主回収してきたという。だが、米国での回収率は55.5%にとどまる。販売から時間がたった車両が多く、対応が難しい。

 問題のエアバッグは風船を膨らませるためのガス発生装置が異常爆発し、金属の部品片が飛び散って人を傷つける恐れがある。米国だけでも11人の死亡につながっており、ホンダが確認しているだけでも150人以上の負傷者が出ている。

 タカタは今年に入り米司法省とは罰金を含め総額10億ドル(約1090億円)を支払うことで合意。1兆円を超えるリコール費用の大半は自動車メーカーが負担している。事業継続に大きなリスクが生じている。だが、創業家、経営陣、支援先候補など関係者間の再建策の調整で時間がかかっている。

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