<資生堂ジャパン>若年層・シニアに照準 – 河北新報

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<資生堂ジャパン>若年層・シニアに照準

 資生堂の子会社で、商品開発・販売を手掛ける資生堂ジャパン(東京)の杉山繁和社長が仙台市内で河北新報社の取材に応じた。2015年10月の会社設立後の経営について「企画と販売部門の連携が強まり、顧客目線の商品作りに生かせた」と強調した。若年層と団塊ジュニア世代をターゲットに商品開発を進める。(聞き手は江川史織)

◎トップに聞く 杉山繁和社長

 −資生堂の企画部門を販売子会社の資生堂販売に統合し、資生堂ジャパンが設立された。
 「従来は資生堂が開発と宣伝、子会社が営業と販売を担っていた。バブル崩壊後、販売チャンネルは専門店から量販店、ドラッグストアへと多様化し、消費者はいくつものブランドを使い分けている。販売現場や消費者ニーズに適した商品を作る必要があった」
 「最近は20〜30代をターゲットにしたマキアージュというブランドが伸びている。競合商品よりファンデーションの質が劣っていたが、販売員が他社の商品を買って勉強するなどして改良を重ねた」

 −力を入れる客層は。
 「一つは10〜20代の若年層。女子大生30人を対象に化粧ポーチの中身を調査したところ、資生堂の製品が入っていない人が多かった。100円ショップや低価格ブランドの商品が目立つ一方、イヴ・サンローラン・ボーテなど高級品を使っている人がいた。贈り物でもらっており、ギフト向け商品を作っていきたい」
 「若年層は中古のブランド化粧品をインターネットで買うなど合理的な世代。安くて価値のある商品が求められる。少子高齢化時代、若年層だけでは不十分だ。シニアとなる団塊ジュニア世代にも注力する」

 −東北では百貨店の倒産など市場の閉塞(へいそく)感がある。
 「人の流れを意識することが重要だ。仙台では中心商店街から仙台駅前にかけて人が集まる。駅周辺のマーケティングを強化したい。百貨店やドラッグストアなど販売チャンネルごとに扱うブランドを決めていたが、客層やニーズに応じた柔軟な発想が必要だ」

[すぎやま・しげかず]早大卒。ライオン、日本コカ・コーラなどを経て、2009年資生堂入社。執行役員マーケティング部長などを経て、15年資生堂ジャパン執行役員常務に就任。17年1月から現職。54歳。神奈川県出身。

2017年04月01日土曜日





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