モーストリー・クラシック5月号 楽器の発展と作曲家 フォルテピアノからピアノへ – 産経ニュース

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 ピアノの原型が生まれたのは18世紀初めのイタリア。以来、さまざまに改良され、フォルテピアノから現在のピアノになった。月刊音楽情報誌「モーストリー・クラシック5月号」は、「楽器の発展と作曲家 フォルテピアノからピアノへ」で、ピアノの歴史やピアノからインスピレーションを受けた作品などを特集している。

 ショパンは「体調の優れないときはエラールのピアノを弾く。気分がよく体力のあるときにはプレイエルを弾く」と語った。エラールとプレイエルは当時、ショパンが愛用していたピアノメーカー。ショパンは1838年の冬、恋人のジョルジュ・サンドとスペインのマヨルカ(マジョルカ)島に滞在する。そこにもパリからプレイエルを送ってもらい、「前奏曲」などを作曲した。

 1827年に亡くなったベートーベンは、56年の生涯に番号が付いたピアノ・ソナタを32曲、ピアノ協奏曲5曲などを残した。使ったピアノはエラール、シュトライヒャー、ブロードウッドなど10機種ほど。「ベートーベンの生涯は、ドイツ圏におけるフォルテピアノの発展・改良の時代に見事なまでに重なっている」と音楽学者の平野昭氏。

 特集では、弦楽器や管楽器も取り上げている。ハイドンはバリトンという弦楽器のために170曲以上も作曲。今では廃れてしまったバリトンは、表に張った弦は右手の弓で弾き、裏に張った共鳴弦を左手で弾く。ハイドンを楽長として雇っていたエステルハージ侯が、バリトンをよく演奏したため作品が残された。

 楽器と作曲家との密接な関係から多くの名曲が生まれてきた。(モーストリー・クラシック編集長 江原和雄)





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