今、スマホを安く買う方法 大手3キャリアの狙い目 – 日本経済新聞

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都内のスマホ販売店

 毎年2月から3月にかけては、スマホの買い替えや学生の加入シーズン対策で、大手キャリア3社がスマホをお得な価格で販売するシーズンだ。

 だが、2015年の総務省の各種ガイドライン規制により、近年ではMNP(番号ポータビリティ)でのキャッシュバックや一括0円といった、店頭での大幅な割引はなくなっている。

 さらに、2017年2月からは「土日限定」などの短期的なセールも規制されている。その結果、高性能なスマホを安く手に入れることが難しくなっているのが実情だ。

 とはいえ、スマホの買い替えを考えている人は、少しでも安くてお得かつ魅力的なスマホが欲しいところだ。そこで、現在NTTドコモ、au、ソフトバンクの大手3社でお得に機種変更できるスマホについて解説する。

■大手3社でお得に買えるスマホは?

 大手キャリア3社で買えるお得なスマホは、2017年春時点ではアップルのiPhoneやソニーのXperiaなど人気シリーズに限られる。近年、大手キャリアは総務省の規制などでスマホの販売台数が減っており、取り扱う端末を人気機種に絞っている。一方、人気シリーズについては台数を多く確保するため、人気シリーズの旧機種の在庫が発生しやすい。そのため安く売られるチャンスが増えているのだ。

 スマホの下取りについても気をつけておこう。スマホ販売店では今でも「一括0円」の文字が躍っているが、これは現在使っているスマホを各社が下取りした場合の金額だ。下取り額は各社が独自に設定しており、機種によって大きく異なる。

一括0円の表記も、よく見るとスマホの下取り後の金額だ。スマホを安く買うには、手持ちのスマホの下取り金額も重要になる。場合によっては、中古ショップへ売った方がお得なことも

 機種によっては、スマホの中古買い取りショップのほうが高く買い取ってくれる場合もある。下取り額が1万円を下回るようなら、一度中古ショップの査定も受けてみよう。

■MNPと機種変更、どちらがいい?

 MNPと機種変更のどちらを選ぶのかも悩ましいところだ。現在のMNPは以前のような、何万円ものキャッシュバックや割引はない。今でもMNP契約だとスマホを1万円ほど安く購入できるが、MNP移行に発生する手数料や解約料を考えるとメリットは少ない。機種変更したほうが無難な場合が多いだろう。

 機種変更の場合、家族がいると一緒に変更することで割引されるキャンペーンがある。ドコモは「家族まとめて割」、auは2017年1月13日時点で25歳以下の家族がいる必要はあるが「U25家族もおトク機種変更キャンペーン」だ。

 MNPを考えている場合は、ドコモの場合はMNPで家族と同じ携帯電話会社を契約すると1万円分ポイントが進呈される「ドコモのご家族紹介キャンペーン」を実施している。ドコモで家族をシェアパックにまとめたい場合は要注目だ。

■割引クーポンを要チェック

 このほか、各社ともMNPや機種変更に対して1万円や5000円程度を割り引くクーポンを送付していることがある。これらも届いていないかチェックしよう。

 auはオンラインの割引クーポンも配布している。ナビタイムやローチケ、HMV、ニッセン、シダックスの会員だと、無条件でMNPが最大1万円、機種変更が最大5000円の還元を受けられるオンラインクーポンを受け取れる。

 各サービスの会員登録に制限はないので、これから機種変更やauへのMNPを考えている人は必ず取得しておきたい。

機種変更はMNP以上に割引キャンペーンが少ない。ここまで大々的にクーポンが配布されているのも珍しいので、積極的に活用しよう

■iPhoneは今が買いどき

 この春、店頭では、最新機種「iPhone 7」シリーズと旧モデルの「iPhone 6s」、小型で低価格モデルの「iPhone SE」の3種類が並んでいる。いずれのモデルもかなり高性能だが、実質価格は1万円台からと、他のスマホよりお得な価格設定になっている。

 iPhoneは高速な処理性能を求めるアプリやゲームで、Androidスマホより安定して動くことが多い。また端末の下取り価格がAndroidと比べ値下がりしにくいほか、SIMロック解除すると、格安SIMへ乗り換えやすいこともメリットだ。

 iPhoneは内蔵ストレージ容量によって価格が異なるので注意が必要。16GBモデルだとすぐに容量が足りなくなるので、最低でも32GB以上を選ぶようにしよう。写真を多く撮ったり複数のアプリを入れるなら、64GBモデル以上がおすすめだ。

■ドコモの狙い目は……

 ドコモの場合は、iPhone 6sの機種変更価格が安く設定されている。特にiPhone 6s(64GB)は実質1万5552円とかなりお買い得だ。そのぶん在庫もなくなりやすいので、購入したいなら店頭やドコモオンラインショップを細かくチェックしよう。

 また、下のリストには掲載していないが、大画面のiPhone 6s Plus(64GB)も実質2万7864円と安くなっている。こちらも在庫を探すのが難しい。だが、大画面のiPhoneが欲しい人は狙ってみてもいいだろう。

 家族でいっしょにスマホを買うと本体代金が5184円割り引かれる「家族まとめて割」の対象となるiPhoneは、iPhone 7シリーズとiPhone SEだけだ。iPhone 6sシリーズはもともと安いので対象外となっている。

ドコモのiPhone機種変更価格(2年契約時の実質価格)

■auの狙い目は……

 auの場合、お得に機種変更できるのはiPhone 7(32GB)とiPhone SE(64GB)だ。前述のオンラインクーポンを使うと、さらに5000円分の還元があり、かなりお得な価格で機種変更できる。

 なお、iPhone 6sはMNPだと安いが、機種変更価格は割高な価格設定となっている。iPhoneからの機種変更に限り最大1万5000円安くなるが、それを計算に入れても割高だ。

auのiPhone機種変更価格(2年契約時の実質価格)

■ソフトバンクでの狙い目は……

 ソフトバンクの場合、多くの店頭からiPhone 6sの姿が消えており、iPhone 7とiPhone SEのどちらかしか販売していないことが多い。買いやすいのはiPhone 7(32GB)とiPhone SE(64GB)のどちらかだ。

ソフトバンクのiPhone機種変更価格(2年契約時の実質価格)

■7、6s、SEどれを買えばいい?

 それでは、iPhone 7と6s、SEの主な機能を比較してみよう。

 モバイルSuicaや防水性能、内蔵ステレオスピーカーが欲しいならiPhone 7だが、一方でiPhone 7はイヤホン端子がなく、ヘッドホンやイヤホンの接続に付属のアダプターが必要という不便な点も抱えている。これらの機能が必要ないなら、iPhone 6sやiPhone SEで十分だ。

 iPhone 7はCPUの処理性能なども向上している。だが、iPhone 6sやiPhone SEもかなり高性能なスマホなので、体感速度はほとんど違いがないレベルだ。これらの点はそこまで気にしなくてよいだろう。

iPhoneの仕様比較

■Androidスマホの狙い目は?

 Androidスマホを機種変更する場合、ドコモとソフトバンクは、安いモデルがいくつかある。注目は、ソニーの最新スマホ「Xperia XZ」の一つ前のモデル「Xperia X Performance」だ。

 2年契約の実質価格で比較すると、ドコモの場合は実質1万5552円、ソフトバンクは実質1万8720円だ。Xperia XZと比べて1万円かそれ以上安く購入できる。

 画面サイズはXpiera XZが5.2インチで、Xperia X Performanceが5.0インチと異なるが、それ以外の機能に大きい違いはない。低価格で高性能なXperiaを手に入れたい人はチェックしよう。

ソニーモバイルコミュニケーションズ「Xperia X Performance」

 ドコモの場合は、Xperiaの4.6インチコンパクトモデル「Xperia X Compact」も実質1万5552円と手ごろな価格で販売されている。処理性能面ではXperia XZに劣るが、カメラは同じものを搭載している。Xperia Z3 CompactやXperia A4以前のコンパクトXperiaを使っている人におすすめだ。

 ソフトバンクならグーグルの「Nexus 6P(64GB)」が実質1万800円とかなり低価格だ。大画面5.7インチに加えて、グーグルの標準スマホなので最新OSで動作も高速だ。2017年10月までは最新OSへの素早いアップデートも保証されている。おサイフケータイや防水といった機能はないが、大画面で安いスマホが欲しいならチェックしよう。

■auは特価品が少ない

 auのお得なAndroidスマホを探してみたが、今のところこれといった機種は見つからなかった。そもそもauはiPhoneをクーポン利用で安く買えることもあり、古い製品や低価格帯のAndroidスマホを高い金額で買う必要性があまりない。

 人気のXperiaも「Xperia XZ」が実質3万7800円、と「Xperia X Performance」が実質2万9160円となっている。ドコモやソフトバンクと比べて割高だ。

 もしXperiaを安く購入したいなら、前述した機種変更が5000円安くなるクーポンを使うか、25歳以下の家族と一緒に機種変更して「U25家族もおトク機種変更キャンペーン」の1万800円分の割引を受けよう。

(ライター 島徹)

[日経トレンディネット 2017年2月28日付の記事を再構成]

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