産廃物「見える化」でリサイクル効率化 京都府がシステム構築 – 京都新聞

Home » リサイクル » 産廃物「見える化」でリサイクル効率化 京都府がシステム構築 – 京都新聞
リサイクル コメントはまだありません



	リサイクル率を高める産廃回収システム
リサイクル率を高める産廃回収システム

 京都府は、産業廃棄物のリサイクル率を高めるため、効率的な回収システムの構築に乗り出す。廃棄物が出る工場のコンテナにセンサーを設置し、産廃業者は複数の工場の廃棄物量を確認して再資源化できる量を見極めた上で回収ルートを決め、収集する。最終処分に持ち込む産廃を大幅に減らすことができるという。

 金属くずや廃プラスチックが出る小規模な工場では保管場所の確保が難しい。そのため、他の種類の産廃と混ぜたり、少量のままで産廃業者に引き渡し、業者は焼却や埋設処分にしているケースが多いという。

 府が普及を目指す産廃回収システムは、一定のエリア内にある複数の工場で、廃棄物用コンテナにたまった廃棄物量を測るセンサーを設置し、情報を産廃業者に送信する。複数の工場分を合わせて再資源化が可能な量に達すると、業者のパソコンやスマホに効率的な回収経路が表示される。これを参考に、各工場での収集に回ることができる。

 従来は工場側が産廃の処理費用を払うケースが多かったが、このシステムを採れば、逆に売却益が見込めるという。工場側の負担は電気・通信代だけで、コンテナ1個当たり月額数百円に抑えられる。産廃業者側も収集車両の運行回数を減らすことができ、作業を効率化できる。

 実施地域として府は、工業団地や工場集積地区を想定し、6月ごろの開始を目指す。2月定例府議会で審議中の2017年度一般会計当初予算案にセンサー設置費やシステム構築費1千万円を盛り込んでいる。

 府は、20年度までに産業廃棄物最終処分量を現状の11万トンから7・5万トンに削減し、リサイクル率を43・4%から45・8%に引き上げる目標を掲げており、この事業で早期の達成を目指す。「行政が事業のモデルを示し、民間にこうした事業が広がるきっかけにしたい」(循環型社会推進課)と話す。

【 2017年03月13日 11時50分 】

関連記事     

ニュース写真

  • 	リサイクル率を高める産廃回収システム

京都新聞デジタル版のご案内

地域の政治・社会ニュース

全国の政治・社会ニュース



コメントを残す