帝人、子会社の欧州事業会社がリサイクル素材の熱可塑性炭素繊維 … – nikkei BPnet

Home » リサイクル » 帝人、子会社の欧州事業会社がリサイクル素材の熱可塑性炭素繊維 … – nikkei BPnet
リサイクル コメントはまだありません



 トーホウ・テナックス・ヨーロッパ(TTE)は、リサイクル素材を使った熱可塑性炭素繊維複合材料(CFRTP)「『テナックス』Eコンパウンド rPEEK CF30」を開発した。同社は帝人子会社で、炭素繊維を手掛ける東邦テナックスの欧州事業会社だ。自社の炭素繊維「テナックス」を加工する工程で発生する端材などを活用してコストを抑制する。

 航空機などへの炭素繊維の適用拡大に伴って端材の有効利用が課題になっていたことから、テナックスEコンパウンド rPEEK CF30を開発した。炭素繊維強化熱可塑性樹脂積層板の加工で発生する端材と、熱可塑性樹脂ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)のリサイクル重合体を組み合わせることで得られる炭素繊維を重量で30%含む。

 射出成形で必要になる引っ張り強度、粘度、耐薬品性、耐摩耗性、低吸水性は新品と同等で、新品よりコストが4~6割削減できる。航空機OEM(相手先ブランドによる生産)メーカーなどとともに、リサイクル素材を使用したアクセスパネルのサンプル製造に成功した。同パネルは主翼などに使う給油や点検時のふた向け部材を指す。

 TTEは航空宇宙向けに加え、軽量化による燃費性能向上に向けた自動車用途でテナックスEコンパウンド rPEEK CF30の適用を目指している、帝人グループで樹脂事業を展開する欧州販売拠点で、自動車市場に樹脂製品を販売するテイジン・カセイ・ヨーロッパと市場開拓を進める。帝人グループは炭素繊維リサイクル素材の市場展開を加速させる。

(日経BP環境経営フォーラム





コメントを残す