【相続上の損失は?】タンス預金を誰にも明かさず気付かれないまま亡くなったら – エキサイトニュース

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相続は亡くなって初めて開始される法的手続きだが、現実では死後いきなり財産の精算に踏み切れるわけではない。自分の財産がどこにどれだけあるかを生前の間に整理・確認することは、最近では終活のすすめとして紹介されている。なぜ生前に財産の整理をしなくてはならないのか。その理由の一つは、故人しか知らない財産も相続手続きに含めなければならないからである。具体的には、へそくりやタンス預金の存在である。「教えて!goo」には、タンス預金にしたために起こった失敗談を求める質問が寄せられている。

■ついうっかり、が命取り。

寄せられた回答で多かったのは、しまっておいた本人すらその存在を忘れてしまうというものである。

「『間違って洗濯』は家族がしたことがあります。別に隠していたわけではなく、単純に抜き漏れですが。二層式洗濯機で脱水にかける前に気づいたので、お札はダメにはなりませんでした」(ka28miさん)

「人によっては使わないオーブンの奥に入れてて誰かが使って全焼したり。タンスの奥に入れててそのまま質屋に売られたりといろいろありますよ」(raizerさん)

「盗まれていいだけの金額を持って、あとは銀行へ。銀行は火事になってもつぶれても、返してくれますから」(梶尾君)

最近は銀行の金利も低迷しているため、わざわざ定期預金を組むまでもないと思う方も多いかもしれない。しかしタンス預金となれば、その紛失のリスクを全面的に自分が負うことになる。遺産管理という面からも、はっきりと財産の居場所を把握しやすい方法を取るべきであろう。

■もし、後からタンス預金が判明したら?

冒頭の話に戻そう。タンス預金ももちろん相続税の課税対象である。しかし、タンス預金は、亡くなった故人以外でその存在を知るものは少ない。となれば、相続が終わった後に突然判明することも考えられる。その場合、タンス預金は相続税上どのように処理されるのだろうか。このことについて、心に残る家族葬を運営する葬儀アドバイザーに解説していただいた。

「お客様から聞いた体験談です。そのお客様のご家族は相続の手続きが全て終了し納税まで済ませた数年後、その家族が自宅をリフォームした時に、被相続人の自室の床下から旧紙幣(聖徳太子一万円札)でかなりの現金が出てきたそうです。一切状況を知らなかった家族は顔面蒼白となり、結局一から相続をやり直さなければならなくなったそうです。当然脱税が疑われたようですが、精査の結果、脱税には該当しなかったのが救いでした。ただ、延滞税はそれなりに納付したそうです。こうなった原因は、隠した場所や、そもそも隠した事自体を失念してしまったことでしょう。そうすると誰にも教えずに亡くなってしまうことになります。タンス預金をする人の気持ちは理解できますが、相続が絡んでくると前述のように、相続人達に多大な負担を強いることとなります」

相続税を計算し直すこととなれば、税理士や司法書士にもう一度依頼することにもなろう。さらに延滞税ともなれば、発見したタンス預金も結局は税金や必要費用でなくなってしまうこともあり得る。そうならなないためにも、私たちにできる対策はあるのだろうか。

「解決策としては、銀行の貸金庫を利用するか、純金地金を購入して保管場所を自宅以外にするか、信頼できる弁護士にのみ隠した場所を伝えておき、その旨を遺言状に記入するのも手です。ただし、前述したタンス預金を隠蔽しようとは考えない方が良いです。なぜならそれは脱税という立派な違法行為だからです。盗難のリスクも考えて、自分に合った対策を練っていった方がベストでしょう」

散らばった財産をかき集め、自分の死後、スムーズに相続が済むように準備しておくことも立派な終活の一つである。このことは単純に相続に終始するだけではない。相続額がわかれば、納税額の見当がつく。納税額が多い場合は、節税対策を視野に入れて運用に資産を回す選択もできるだろう。まずは、こうした選択のスタートラインに立つためにも、財産把握をすることが肝要である。

●専門家プロフィール:心に残る家族葬 葬儀アドバイザー

故人の家族と生前に親しかった方だけで行う家族葬こそが、故人との最後の時間を大切に過ごしたいという方に向いていると考え、従来の葬儀とは一線を画した、追加費用のかからない格安な家族葬を全国で執り行っている。

(ライター 樹木悠)

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)

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