米新車販売増の“副作用” 中古車供給過剰で価格圧迫 – SankeiBiz

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 米国の自動車メーカーがこの7年間享受してきた新車販売の増加が、マイナスに作用し始めた。中古車が供給過剰となり、価格を圧迫しつつあるためだ。

 調査会社J・D・パワーによれば、米国では今年、リース切れに伴い返還予定の乗用車とトラックが計336万台と、33%増となった2016年に続き増加する見通し。

 影響は既に顕在化しつつあり、米自動車大手フォード・モーターは金融サービス部門の今年の利益見通しを3億ドル(約337億円)引き下げた。

 ウォール街でアナリストの経験があり、現在はコネティカット州スタンフォードで自動車業界コンサルタントを務めるマリアン・ケラー氏は「フォードは炭鉱のカナリアのような存在だ」と指摘する。

 こうした重しは業界全体にも打撃となる可能性がある。全米自動車ディーラー協会(NADA)の中古車価格指数は昨年7~12月、下落し続けた。自動車リース会社は、返却された乗用車やトラックを中古市場で再販するが、この際の価値を見越して月額のリース料を決定する。返却された車が予想以上に価値を下げていたら、損失は拡大しかねない。

 ハイト証券のアナリスト、エドウィン・グロハンズ氏は、NADAのデータを引用し、昨年は平均的な中古車で約23%の減価となり、これまでの18%を上回ったとリポートで指摘。さらに「想定以上の減価となる傾向は17年、18年と続く」と指摘。キャピタル・ワン・フィナンシャルやGM系のアライ・ファイナンシャルなどの自動車ローン会社にマイナスの影響を与える可能性があると述べた。

 消費者はリースを用いれば、比較的少ない費用で高額な新車に乗ることができる。自動車情報サイトのエドマンズ・ドットコムによると、新車価格は過去5年で13%上昇し、3万4067ドルに達した。人気のある高額なスポーツ用多目的車(SUV)などが寄与した。

 リースはこれまで、独BMWや独ダイムラーなど高級ブランド車メーカーが採用していた戦略だった。この2社は売り上げの70%をリース販売向けが占める場合がある。ケラー氏は「今回とこれまでのリースの違いは、高級ブランド車だけでなく、大衆車やピックアップトラックもその主力になっている点だ」と指摘した。(ブルームバーグ Gabrielle Coppola)





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