「寄付型私募債」好評 滋賀銀、引き受け100億円突破 – 京都新聞

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滋賀銀行が北島酒造の私募債発行手数料を活用して寄贈したドラムセットを演奏する生徒(湖南市・甲西中)
滋賀銀行が北島酒造の私募債発行手数料を活用して寄贈したドラムセットを演奏する生徒(湖南市・甲西中)

 社債の一種で、発行手数料の一部を活用して学校に図書や備品を贈る「寄付型私募債」の利用が、京都、滋賀の中堅・中小企業で広がっている。滋賀銀行は、引き受けた総額が1年半で100億円を超えた。地元校や経営者の出身校に教育・社会貢献をアピールできるのが魅力のようだ。

 私募債は、企業が特定者に発行する非公募の社債。財務の健全性など発行要件は厳しいが、資金調達の安定化を目的に利用する中小企業も多い。中でも寄付型は、引き受け手の金融機関が手数料の一部で物品を購入し、企業が指定した学校に贈る。京滋の地銀も積極的に引き受けている。

 滋賀銀は2014年11月に近畿の金融機関で先駆け、取り扱いを始めた。今年3月までに延べ109社、発行総額108億7千万円を引き受けた。5千万~10億円の発行額の0・2%を毎回購入費に充て、滋賀県を中心に小中学校や私立大など延べ87校にテントやプロジェクター、楽器、発電機などを贈った。寄付型の導入前は私募債の受託が年数件だったといい、「想定より2倍以上多い」(営業統轄部)と驚く。

 老舗蔵元の北島酒造(湖南市)は、3月に地元の甲西中に滋賀銀を通じてドラムセットを寄贈した。私募債の発行は初めてだったが、山本一常務は「資金調達と同時に地域貢献できるのがうれしい。企業、学校、銀行の三方良しの仕組みだと思う」と話す。

 京都銀行も昨年9月に寄付型私募債の取り扱いを始め、3月末までに計45社、総額33億6千万円分を引き受けた。幼稚園も対象に含め、書籍やスポーツ用品などを贈った。「社会貢献活動に関心の高い企業に支持されている」(広報部)とし、取引先企業の利用を後押ししていく。

【 2016年05月10日 12時29分 】

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