これで内定確実!? 大学生企画の「就活ボールペン」が好調 – 日経トレンディネット (プレスリリース)

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「就活ボールペン 3way」は367円。0\.5mm・0\.7mm・1\.0mmと3種類の黒インク芯が使える。「就活ボールペン 4way」は420円。3wayと同じ構成の黒インク芯に0\.7mmの赤インク芯をプラス。本体カラーはそれぞれのタイプで、ブラック、ピンク、ブルー、スカイブルーの4色を用意している(画像クリックで拡大)

 就職活動で筆記具は重要アイテム。パソコン中心の時代とはいえ文字を手書きする場面が何かと多いからだ。そんな就活生に最も近い立場の大学生が企画した筆記具「就活ボールペン」の売れ行きが好調だ。セーラー万年筆(東京都江東区)が2012年9月6日に発売、3カ月で完売を目指して当初用意した分が1カ月で完売した。現在は増産中だという。

 1本のペンに3種類の太さの黒インク芯が入っているのが特徴だ。手帳やエントリーシートなどの狭い所に書くための極細字(0.5mm)、企業説明会やセミナー時のメモや普段使いに便利な細字(0.7mm)、封書の宛名書きやサインなどに適している太字(1.0mm)を、用途に合わせて使い分けられる。また大事な場面で突然インクが切れても大丈夫なように、細字(0.7mm)の替え芯も収納している。この黒インク芯3種類が使える 「就活ボールペン3way」のほか、赤インク芯(0.7mm)を加えた「就活ボールペン 4way」もある。

 企画したのは東京都市大学(東京都世田谷区)の学生チーム。当時3年生だった彼らが、知識工学部経営システム工学科の科目「製品企画」で実施した新製品コンペで発表した企画が基となっている。「1本で複数の太さが書けるボールペンがあったら就活に便利」というもので、好評価を得たことから2011年12月にセーラー万年筆へ企画を持ち込んだ。同社では実際の製品化に向けた議論を重ね、学生のアイデアによる製品化を決定した。

 「共同開発者が学生だっただけに、自分たちには無い発想がたくさんあった」(同社広報担当者)といい、その一例が芯の太さを示すマーク。一般的な多色ボールペンの場合、インクと同色のノックが付いているが、今回のボールペンのインクはすべて黒。メーカー側の常識では「0.5」「0.7」「1.0」とそのままボール径を数字で表記するところだが、学生から「事務用品っぽくて嫌」などの意見があり、ドットやクローバーのマークで太さを示すというアイデアを採用した。太くなるほどドット、クローバーの葉の数が増えるデザインで、直感的に太さが判別できると好評だ。

 製品化に際してはサンプルを試作しつつ、学生チームによるアンケートを重ね、それをフィードバックして再試作する、という過程を繰り返した。学生は「数日でアンケートサンプル100を集める」など、かなり過酷な課題をクリアしなければならず、大変だったという。こうして2012年7月に量産型の仕様が確定、9月に発売。好調な滑り出しとなった。「授業を実社会で試したかった学生さんと、開発に柔軟で比較的小回りのきく当社の体質がマッチした結果が、ヒットに結びついたのでは」と同社広報担当者は話す。

 ちなみに使用場面を尋ねたアンケートでは、1位が企業説明会、2位がエントリーシート、3位が講義、4位が履歴書、5位が手帳だった。購入者からは「芯の太さが変えられて便利」「芯が4本入っているわりにはすっきりしていて書きやすい」などの感想が寄せられている。全国のセーラー万年筆取扱文具店、大学生協などで購入できる。

(文/桑原恵美子)





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